かもの映画の話

映画の感想やまとめを書いていきます

ピクサー長編作品を紹介する

こんにちは!

 

今回はピクサーPIXARの長編作品を公開順に紹介してみます!

※一部の作品をボロクソに批判するので、気分を害しそうな人は読まない方がいいかも。

 

それでは!

 

 

1.トイ・ストーリー

1995年公開

 

ピクサーの長編第1作にして、世界初のフルCG長編アニメーション。

 

おもちゃが実は生きていて、人の見ていないところで動いている、というお話。

 

ストーリーがよくできているだけでなく、登場キャラクターみんなに個性があり、彼らのやりとりが面白い。また、おもちゃとしてのビジュアルもとてもよくできていて、自分も欲しくなるほど。

個人的にはブタの貯金箱であるハムの発言が好き。

また、中には実在するおもちゃも登場する。

 

ヴィランには、おもちゃを壊して遊ぶ少年シドが登場するが、コイツがめちゃくちゃ怖い

下手すると小さい子は泣く。

 

音楽はランディ・ニューマンという人が担当しており、「君はともだち」という大ヒットソングが生まれる。劇中歌もよい。

 

そして、主人公ウッディの吹替をした唐沢寿明さんが尋常じゃなく上手い。

もう1人の主人公バズを吹替した所ジョージさんもハマってる。

 

唯一欠点をあげるとすれば、ウッディバズが終盤に差し掛かるまでずっと揉めているので若干疲れること。バディもの一作目にはありがちだけど。

 

2.バグズ・ライフ

1998年公開

 

虫の世界を描いた作品で、主人公を含むアリ達と彼等を支配しようとするバッタ達を中心とした物語。

 

最大の魅力はバッタ達のリーダーであるホッパー

怖いだけでなく狡猾なヴィランとして描かれている。

個人的にツボなのは、主人公フリックの吹替が宮本充さん、ヴィランのホッパーの吹替は壤晴彦さんであり、これは『ライオンキング』のシンバとスカーの組み合わせと同じということ。

 

音楽は、トイ・ストーリー同様ランディ・ニューマン。今作では歌はないがBGMはとても良い曲。

 

ただし、登場キャラクター全員が虫であり、しかも結構気持ち悪いので虫嫌いの人は絶対無理な作品。

 

 

3.トイ・ストーリー

1999年公開

 

トイ・ストーリー』のヒットを受けて作られた続編。

当初OVAとして製作が開始されるが、クオリティの高さから劇場公開作に格上げされた作品。

 

ウッディが実は貴重なおもちゃで、金儲けのためにさらわれて(盗まれて)しまうという話。

ウッディを主役としたテレビ番組のキャラクター達も登場する。

 

前作よりも、やや笑いが多い印象。

今回もハムは面白い。

 

 

4.モンスターズ・インク

2001年公開

 

子どもの悲鳴をエネルギーとして利用するため、怖がらせ屋として働くモンスター達のお話。

 

先に言ってしまうと、完璧な作品です。

 

まずストーリーが面白い。展開が予想できない上に、終盤の盛り上がりが最高。

主人公のマイクサリーをはじめ、登場するキャラクターがとても良い。特にヴィランランドールは素晴らしい。

モンスター達のヴィジュアルもそれぞれ個性的で面白い。

ついでに、ストーリーの要となる人間の女の子がかわいい。

本当に欠点がない。

 

そして、ランディ・ニューマンによる主題歌「君がいないと」アカデミー賞で歌曲賞を受賞。

にもかかわらず「トイストーリー」の「君はともだち」ほどの印象がないのは、日本語版の歌っている人によるものだろう。

今作では主役2人の吹替をした田中裕二さんと石塚英彦さんがそのまま歌っているが、「トイストーリー」ではダイアモンドユカイが歌っている。やっぱりプロの歌手はうまい。

 

ただし、勘違いしないでほしいのは田中さんと石塚さんの吹替はとても上手です。(特に田中さん)

 

5.ファインディング・ニモ

2003年公開

 

人間にさらわれてしまったクラウンフィッシュの子どもニモを探しに行く父マーリンの話。

というわけで、主役はニモではなくマーリンです。

 

これまでのピクサー作品と比べると王道のストーリーになったように思う。

悪く言うと印象が薄い。

 

また、全般に登場するキャラクターのドリーが見ていて疲れる。

 

吹替については、マーリンが木梨憲武さん、ドリーが室井滋さんでどちらもわりとうまい。

 

 

6.Mr.インクレディブル

2004年公開

 

超人的な力を持つヒーローの家族が、諸事情によりヒーローを引退し素性を隠して生活していたが…。

 

ピクサー初の人間を主人公にした作品。

マーベルのようなアメコミに近い雰囲気。

わりと残虐なヴィランも登場する。

 

トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」ほど終始ずっと面白い、というわけではないがなかなかの出来だと思う。

 

問題は吹替。

ピクサーはこれまで「トイ・ストーリー」「モンスターズインク」「ファインディング・ニモ」と主演に芸能人を起用していて、それが全員はまり役で決して話題性だけでない効果を出していた。

しかし、

今作ではヒーロー夫婦とその長女をそれぞれ有名な俳優さんが演じてるのだが、どうもそのキャラクターが喋っているように聞こえない。

 

ただし、ヴィランシンドロームを演じる方はとても上手。でも、最近色々あった方なので変わっちゃうかも?

 

 

7.カーズ

2006年公開

 

登場キャラクターみんな車。

 

なんで?

って思った人には向いてません。私です。

 

こーゆー特殊な設定はピクサーらしいっちゃらしいのだけど、ついていけない人にとってはただただ意味が分からない。

乗る人間がいないのに車の意味。

 

主人公のライトニングがわりと鼻につく感じのキャラクターなので、人によっては嫌かも。

 

ちなみに、この作品の公開より少し前にピクサーはディズニーに買収され子会社となっています。

 

8.レミーのおいしいレストラン

2007年公開

 

ネズミが人間を操って料理をするお話。

 

不衛生じゃん

と思った人には向いてません。私です。

 

あと、この作品も吹替は良くない。俳優としては演技の上手い方だと思うけど。

 

 

9.ウォーリー

2008年公開

 

ロボットが主人公。

 

ロボットと言っても、ドラ○もんとかア○レちゃんとか鉄腕ア○ムみたいな人間とお友達になるようなキャラクターではなく、量産型のゴミ処理ロボットである。

 

そして、彼の言葉は「ウォーーリーー」のみ。

そのため、物語の中盤くらいまではほとんど言葉なしで物語が展開していく。

 

これもピクサー得意のトンデモ設定だが、

この作品は面白いです。

前半はウォーリーを中心とした独特の雰囲気で進み、中盤からは人間も登場し王道よりの楽しい展開に切り替わるので飽きない。

 

 

10.カールじいさんの空飛ぶ家

2009年公開

 

オープニングでいきなり感動するという珍しいパターン。

 

途中から冒険が始まり後半ではヴィランも登場するという、子どもでも楽しめる分かりやすいストーリー。

 

11.トイ・ストーリー

2010年公開

 

トイ・ストーリーシリーズの中でも最高傑作と名高い作品。

大ヒットとなり、全世歴代界興行収入ランキングで4位、アニメでは1位(2010年当時)を記録した。

 

持ち主アンディが大学生になってしまい、遊んでもらえなくなったおもちゃ達の話。

 

話のテンポが今まで以上に良く、全く飽きるシーンがない。

新しいキャラクターも古参のキャラクターも見せ場があり、中でもウッディとバズが考えは違えど、それぞれ仲間のために奮闘するところが本当にかっこいい。

 

そして、

終盤では、映画史上類を見ない完璧なエンディングを迎える。

(一体誰が次回作が作られるなどと予想しただろうか)

 

そして、

前2作と同じく、というかそれ以上に怖いヴィランが登場する。

いや、ディズニー作品全部で考えても一番怖い気がする。

 

12.カーズ2

2011年公開

 

未鑑賞のため省略

 

13.メリダとおそろしの森

2012年公開

 

ピクサー初のプリンセスが主役の作品。

 

そのためか雰囲気がピクサーらしくなく、どちらかというとディズニー調の印象。

 

14.モンスターズ・ユニバーシティ

2013年公開

 

モンスターズ・インク」の前日譚。

マイクとサリーが大学生だった時の話。

前作のヴィランであるランドールも登場する。

 

モンスターズ・インク」と比べると多少見劣りはするが、充分に面白い。

 

前作は、どちらかというとサリーが中心のストーリーだったけど、今作は完全にマイクが主役。

 

15.インサイド・ヘッド

2015年公開

 

ある少女の頭の中の感情達を擬人化した作品。

 

これも変わった設定だけど、結構良くできている。

感情達だけでなく、頭の中が色々と可視化されてるのが面白い。

 

でも、ストーリーはあまり印象に残ってない。

 

 

16.アーロと少年

2015年公開

 

恐竜が絶滅しなかった世界を舞台とした作品。

主人公の恐竜アーロが、人間の子どもに出会い話が進んでいく。

 

好きな人がいたら申し訳ないが、ピクサー史上最も出来の悪い作品だと思う。

 

ここまで読んでいただけていれば分かると思うが、ピクサーの作品は変わった設定のものが多い。そして、その設定を上手く活かし、そうでなければできない物語を作ってきた。

 

しかし、

「アーロと少年」も絶滅しなかった恐竜と人間が同じ時代を生きている、という珍しい世界であるにも関わらず、その設定である必要が全く感じられないのである。

この映画のストーリーは、恐竜である必要も人間である必要もないということ。

 

別にアーロが人間で、少年が犬でもよかった。

ライオンと猫でもよかったし、鬼と河童でもよかったし、ウサギとカメでもよかったし、月とスッポンでもよかった。

そのくらい必要性も必然性もない。

 

その他には、主人公のデフォルメが行き過ぎていて気持ち悪いという点もある。

中にはリアルな虫や小動物も出てくるのだが、それとのギャップが気持ち悪い。(まあ、これらがリアルであるのには明確な理由があるにはあるのだが)

ディズニーの「ダイナソー」の方がずっといい。

 

あと、キャラクター達にも魅力がない。

 

そして、絶対いらないだろ!と思う不快なシーンがいくつかある。もう見たくない。

 

ここまで良い点が思いつかない作品も珍しい。

 

17.ファインディング・ドリー

2016年公開

 

ファインディング・ニモ」の続編。

今回はニモではなくドリーを探しに行く。

 

前作はニモを探しに行くマーリンが主役だったが、今作は探されるドリーが主役。

 

したかがって、前作でドリーがダメだった人は絶対観ない方がいい。

 

18.カーズ/クロスロード

2017年公開

 

未鑑賞のため省略。

 

19.リメンバー・ミー

2017年公開

 

メキシコの「死者の日」という祝日を題材にした作品。

ある事情から生きているのに死者の国へ来てしまった少年が、現世に戻る方法を探すうちに、自分の先祖の秘密に近づいていく。

 

全体的に完成度の高い作品。

 

ストーリーは冒険に始まって徐々にミステリー要素が加わり、飽きずに楽しめる。

特に、ヴィランが登場する展開は秀逸。

 

死者の日の他に、、もう一つの大きなテーマが音楽で、劇中に登場する歌もとても良い。

吹替版で主人公ミゲルを演じるのは当時13歳の石橋陽彩という歌手なのだけど、彼の歌がやたらとうまい。

 

そして映像。

マリーゴールドやガイコツ、パペルピカド(切り絵のガーランドみたいなやつ)など、死者の日の飾り付けがきれいで、主人公が死者の国に入ると彩色がさらに華やかになりとても美しい。

 

不満を挙げるとすると、

ミゲルの思いに全く耳を貸さない家族達にかなりイライラするので、冒頭からしばらくそれに耐えるのがしんどい。

 

20.インクレディブル・ファミリー

2018年公開

 

Mr.インクレディブル」の続編。

前作のラストからそのまま続くという珍しい作品。

 

基本的に前作の雰囲気と変わらないんだけど、シンドロームみたいな圧倒的存在感のあるヴィランがいないので、ちょっと物足りない。

 

21.トイ・ストーリー

2019年公開

 

せっかく完結したと思っていた「トイ・ストーリー3」の続編。

 

ネタバレになるので内容は伏せるが、結末がとにかく酷い。これに関しては3のラストに対する冒涜としか言いようがない。

 

続いてキャラクター。

1・2に登場したボー・ピープが再登場するんだけど、「出てこない間インドにでも行ってたの!?」っていうくらい価値観が変わってる。

 

そして、そのボーを活躍させるためかウッディとバズの思考が短絡的になっていて見せ場がない。3ではあんなにかっこよかったのに。

 

他の古参のキャラにいたってはほぼ空気。

 

ゴミで作ったフォーキーをはじめ、メインで登場する新キャラクターやヴィランには魅力がない。

 

良い点と言えば、一時停止をするタイミングに困るほど全くダレることのなかった1〜3と違い、今作は間延びしたシーンが多く映画館で観ていてもいつでもトイレに行けること。

 

この作品を批判すると「ラストが受け入れられないだけ」と思われがちだが、そうではない。

全体を通してとにかく酷いのである。

 

「強い女性を活躍させよう!」

「衝撃的な結末にしよう!」

この2つの思いつきから無理矢理ストーリーを作った悪ノリ映画としか思えない。

 

 

以上です。

なんか悪いことを書きすぎたかな。気を悪くされたらごめんなさい。

 

ではまた!

 

ディズニーアニメ検定(解答編)

前回の続きで、今回は解答編です! 

問題編はこちら↓

ディズニーアニメ検定(問題編) - かもの映画の話

 

 

 

第1問

次の『くまのプーさん』に登場するキャラクターのうち、ぬいぐるみでないものはどれ?

ピグレット

②イーヨー

③ラビット

④カンガとルー

 

答え…③ラビット

その他だと、プー・ティガーがぬいぐるみ、オウル・ゴーファーがぬいぐるみではありません。

 

第2問

『101匹わんちゃん』に登場するクルエラの2人の子分の名前はどれ?

 

①ジェットサムとフロートサム

②ペインとパニック

③ジャスパーとホーレス

④サイとアム

 

答え…③ジャスパーとホーレス

①は『リトルマーメード』のヴィラン、アースラの子分、

②は『ヘラクレス』のヴィラン、ハデスの子分、

④は『わんわん物語』で主人公に意地悪をする2匹のネコです。

 

第3問

音楽を担当する人物が他と異なる作品はどれ?

美女と野獣

②ライオンキング

ポカホンタス

塔の上のラプンツェル

 

答え…②ライオンキング

『ライオンキング』で歌曲の作曲を担当したのはエルトン・ジョン

他の3作品の作曲を担当したのはアラン・メンケンです。

 

第4問

日本語版の声優が他と異なるキャラクターはどれ?

①スティッチ(リロアンドスティッチ)

②ルミエール(美女と野獣

③ムーシュー(ムーラン)

④B.E.N(トレジャープラネット)

 

答え…②ルミエール

ルミエールの声は江原正士さん、それ以外は全て山寺宏一さんです。

ちなみに、山寺さんは『美女と野獣』で野獣役でもあります。他のディズニーキャラクターはドナルドダック、『アラジン』のジーニー、『シュガーラッシュ』のラルフなど。

 

第5問

次のうち、主人公の母親が登場しない作品はどれ?

①きつねと猟犬

②ダンボ

わんわん物語

④バンビ

 

答え…③わんわん物語

どの作品の主人公も幼少期と成長した姿が登場しますが、わんわん物語の主人公レディのみ親が登場しません。

 

第6問

次のヴィランズのうち、死亡またはその他の制裁を受けるシーンが描かれていないキャラクターはどれ?

①スカー(ライオンキング)

②ファウルフェロー(ピノキオ)

③ホーンドキング(コルドロン)

④クレイトン(ターザン)

 

答え…②ファウルフェロー

ピノキオ』にはファウルフェローの他にも、ストロンボリ、コーチマンというヴィランズが登場します。(しかもかなり怖い)

ですが、いずれのヴランズも制裁を受けるシーンはありません。

 

第7問

次のうち、物語終盤で黒幕であることが明かされるキャラクターはどれ?

①ウィルバー(ルイスと未来泥棒)

②フェリックス(シュガーラッシュ)

③タダシ・ハマダ(ベイマックス

④ベルウェザー副市長(ズートピア

 

答え…④ベルウェザー副市長

初期のディズニー作品では、ヴィランズが序盤から堂々と悪事を働いているのに対して、最近のディズニーは物語の終盤でヴィランであることが発覚するケースが多くなりましたね。

 

第8問

ライオンキングに登場する3頭のハイエナの名前は?

①フォーナ・フローラ・メリーウェザー

②ラヴァーン・ビクトル・ユーゴ

③ロック・ショック・バレル

④シェンジ・バンザイ・エド

 

答え…④シェンジ・バンザイ・エド

①は『眠れる森の美女』でオーロラ姫を育てる3人の妖精、

②は『ノートルダムの鐘』で主人公の友達である3体のガーゴイル

③は『ナイトメアビフォアクリスマス』に登場するウギー・ブギーの3人の子分です。

 

第9問

次のうち、物語の語り手ではないキャラクターは?

①タック神父(ロビンフッド

②ドーソン(オリビアちゃんの大冒険)

③クロパン(ノートルダムの鐘)

④クスコ(ラマになった王様

 

答え…①タック神父

ロビンフッド 』に登場する狂言回しはアラナデールです。

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第10問

塔の上のラプンツェル』に登場するフリンの本名はユージーン・○○○○?

 

①ジェームス・サッチ

②フィッツハーバード

③ビョルグマン

④クロウハウザー

 

答え…②フィッツハーバード

①は『アトランティス』の主人公、マイロ・ジェームス・サッチから、

③は『アナと雪の女王』のクリストフ・ビョルグマンから、

④は『ズートピア』で警察署の受付をしているベンジャミン・クロウハウザーから。

 

第11問

次のディズニープリンセスのうち、物語の開始時点から王女であるのは?

①シンデレラ(シンデレラ)

②オーロラ(眠れる森の美女)

③ベル(美女と野獣

④ティアナ(プリンセスと魔法のキス

 

答え…②オーロラ

オーロラ姫は素性を隠し、農家の娘ブライア・ローズとして育てられますが、ステファン王とリア王妃の間に生まれた王女です。

シンデレラ、ベル、ティアナは物語中で王子と結ばれることによりプリンセスとなります。

 

第12問

アナと雪の女王』でアナとエルサの暮らす国の名前は?

アトランティカ

②アグラバー

③オリンポス

④アレンデール

 

答え…④アレンデール

①は『リトルマーメード』でアリエル達が暮らす国、

②は『アラジン』でアラジンやジャスミン達が暮らす国、

③は『ヘラクレス』でゼウスら神々が暮らす山の名前です。

 

第13問

次のキャラクターのうち、劇中で言葉を喋らないのはどれ?

アルキメデス王様の剣

②スカットル(リトルマーメード)

③イアーゴ(アラジン)

④ヘイヘイ(モアナと伝説の海)

 

答え…④ヘイヘイ

いずれも鳥のキャラクターですが、ヘイヘイだけが言葉を使う描写がありません。

 

第14問

次のうち、『おしゃれキャット』に登場するキャラクターはどれ?

フィガロ

ベルリオーズ

③ダイナ

④オリバー

 

答え…②ベルリオーズ

ベルリオーズは主役であるダッチェスの子どもで、兄弟にトゥルーズとマリーがいます。

①のフィガロは『ピノキオ』でゼペットじいさんが飼っている猫、

③のダイナは『ふしぎの国のアリス』でアリスが飼っている猫、

④のオリバーは『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』の主人公です。

 

第15問

『ピーターパン』でウェンディ達が飼っている犬の名前はどれ?

①トランプ

②ナナ

③マックス

④パーディタ

 

答え…②ナナ

①のトランプは『わんわん物語』の準主人公のキャラクター、

③のマックスは『リトルマーメード』でエリック王子が飼っている犬、

④パーディタは『101匹わんちゃん』の主人公ポンゴの妻であるダルメシアンです。

 

 

かなり難易度の高い問題でしたが、いかがでしたでしょうか?

 

ではまた!

ディズニーアニメ検定(問題編)

こんにちは!

 

今回はディズニーのアニメ作品からクイズを出してみたいと思います。

全15問、難易度としてはかなり高いです。分かったらすごい!

 

選択肢に参考画像がついているものについては、

①左上

②右上

③左下

④右下

となっています。

 

ではいきます!

 

第1問

次の『くまのプーさん』に登場するキャラクターのうち、ぬいぐるみでないものはどれ?

ピグレット

②イーヨー

③ラビット

④カンガとルー

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第2問

『101匹わんちゃん』に登場するクルエラの2人の子分の名前はどれ?

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①ジェットサムとフロートサム

②ペインとパニック

③ジャスパーとホーレス

④サイとアム

 

第3問

音楽を担当する人物が他と異なる作品はどれ?

美女と野獣

②ライオンキング

ポカホンタス

塔の上のラプンツェル

 

第4問

日本語版の声優が他と異なるキャラクターはどれ?

①スティッチ(リロアンドスティッチ)

②ルミエール(美女と野獣

③ムーシュー(ムーラン)

④B.E.N(トレジャープラネット)

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第5問

次のうち、主人公の母親が登場しない作品はどれ?

①きつねと猟犬

②ダンボ

わんわん物語

④バンビ

 

第6問

次のヴィランズのうち、死亡またはその他の制裁を受けるシーンが描かれていないキャラクターはどれ?

①スカー(ライオンキング)

②ファウルフェロー(ピノキオ)

③ホーンドキング(コルドロン)

④クレイトン(ターザン)

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第7問

次のうち、物語終盤で黒幕であることが明かされるキャラクターはどれ?

①ウィルバー(ルイスと未来泥棒)

②フェリックス(シュガーラッシュ)

③タダシ・ハマダ(ベイマックス

④ベルウェザー副市長(ズートピア

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第8問

ライオンキングに登場する3頭のハイエナの名前は?

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①フォーナ・フローラ・メリーウェザー

②ラヴァーン・ビクトル・ユーゴ

③ロック・ショック・バレル

④シェンジ・バンザイ・エド

 

第9問

次のうち、物語の語り手ではないキャラクターは?

①タック神父(ロビンフッド

②ドーソン(オリビアちゃんの大冒険)

③クロパン(ノートルダムの鐘)

④クスコ(ラマになった王様

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第10問

塔の上のラプンツェル』に登場するフリンの本名はユージーン・○○○○?

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①ジェームス・サッチ

②フィッツハーバード

③ビョルグマン

④クロウハウザー

 

第11問

次のディズニープリンセスのうち、物語の開始時点から王女であるのは?

①シンデレラ(シンデレラ)

②オーロラ(眠れる森の美女)

③ベル(美女と野獣

④ティアナ(プリンセスと魔法のキス

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第12問

アナと雪の女王』でアナとエルサの暮らす国の名前は?

アトランティカ

②アグラバー

③オリュンポス

④アレンデール

 

第13問

次のキャラクターのうち、劇中で言葉を喋らないのはどれ?(人間と会話するかどうかは考慮しない)

アルキメデス王様の剣

②スカットル(リトルマーメード)

③イアーゴ(アラジン)

④ヘイヘイ(モアナと伝説の海)

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第14問

次のうち、『おしゃれキャット』に登場するキャラクターはどれ?

フィガロ

ベルリオーズ

③ダイナ

④オリバー

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第15問

『ピーターパン』でウェンディ達が飼っている犬の名前はどれ?

①トランプ

②ナナ

③マックス

④パーディタ

 

 

問題は以上です!

答えは次回で!

ディズニーアニメ検定(解答編) - かもの映画の話

ディズニーアニメ映画をほぼ全部紹介する その3

前回の続きです

ディズニーアニメ映画をほぼ全部紹介する その2 - かもの映画の話

 

 

32.ファンタジア2000

2000年公開

 

「ファンタジア」の続編。

魔法使いの弟子」だけ前作と同じで、他は別の曲になっている。

 

全体的に前作よりはストーリーが分かりやすい印象。

 

33.ダイナソー

2000年公開

 

ピクサーが大ヒットを連発することにならったのか、ディズニーが初めて3DCGに挑んだ作品。

 恐竜の皮膚の表現はCGを活かして上手く作られているが、サルはやや不気味。

当時のCG技術の問題なのか背景には実写を使っていて、その合成はとてもよくできている。

今でもこの手法でやればいいと思うくらい。

 

34.ラマになった王様

2000年公開

 

突如、完全なるコメディに舵を切った作品。

ストーリーはおそらくオリジナル。

 

ギャグのノリが肌に合わない人は最初から最後まで楽しめない。

 

35.アトランティス 失われた帝国

2001年公開

 

海底二万里」を元にした作品。

 

ウォルトディズニー生誕100周年にも関わらず、全体的に地味な印象で面白いとは言えないストーリー。

 

あと、某日本アニメからの盗作疑惑があったりする。

 

36.リロ&スティッチ

2002年公開

 

キャラクターとして爆発的なヒットとなるスティッチの初登場作品。

 

ストーリーとしては短編アニメーションを長くやってるような印象で、映画としての大作感はない。

でも、全体的にほのぼのしているので子どもでも安心して見られる。

 

低迷期の中ではヒットした作品だが、アカデミー賞の長編アニメ部門では「千と千尋の神隠し」に敗れてしまった。

 

37.トレジャープラネット

2002年公開

 

超有名小説「宝島」を宇宙バージョンにアレンジした作品。

 

話はかなり面白いんだけど、残念ながら知名度の低い作品。

 

38.ブラザーベア

2003年

 

クマになってしまった人間の話。

珍しくヴィランが登場しない。

 

音楽はフィルコリンズとの再タッグとなり、「ターザン」同様、彼の歌を劇中で流す手法をとっている。

 

39.ホームオンザレンジ にぎやか農場を救え

 

存在自体がほとんど知られていない不人気作。

 

ストーリーがあまり面白くない上に、キャラクターが全く可愛くない。

主人公がおばさんの牛という異色ぶり。

 

なぜか音楽はアラン・メンケン

 

40.チキンリトル

2005年公開

 

3D作品。

イギリスの寓話を元にした作品。

 

はっきり言ってつまらない。

そしてキャラクターが「ホームオンザレンジ」以上に全くかわいくない。

 

41.ルイスと未来泥棒

2007年公開

 

これも3D作品。

タイムマシンの話。

チキンリトルよりは面白い。

でもやっぱりキャラクターはかわいくない。

 

42.ボルト

2008年公開

 

ディズニーのピクサー買収により、「トイ・ストーリー」のジョン・ラセターが本格的に関わるようになったためか、同じCGでも前2作と違いキャラクターがかわいくなった。

内容は子ども向け。

 

43.プリンセスと魔法のキス

2009年公開

 

久しぶりの2D作品。

ルネサンス期(第二次黄金期)を思わせるようなミュージカルとなっている。

というのも、「リトルマーメイド」や「アラジン」などと監督が同じであり、音楽も「トイ・ストーリー」のランディ・ニューマンが担当という豪華な布陣。 

 

ストーリーやキャラクターもよくできていて、特にヴィラン のドクター・ファシリエの存在感が良い。

 

評価の高い作品で個人的にもかなり面白いと思うのだが、残念ながら興行的に失敗となり、ディズニーはこの作品を最後に2Dの長編作品から撤退することとなる。

 

44.塔の上のラプンツェル

2010年公開

 

プリンセスを扱うものとしては初の3D作品。

 

グリム童話を原作とした王道のストーリー。

音楽には、またまたアラン・メンケンを迎え「自由への扉」「輝く未来」などの名曲が生まれる。

黄金期のような「定番のディズニー」を流行の3Dアニメにアレンジした作品と言えると思う。

 

大ヒットとなり、この作品によりディズニーはようやく低迷期を脱出する。

 

45.シュガーラッシュ

2012年公開

 

ゲームの中を舞台とした作品。

 

主人公は架空のゲームに登場する悪役なのだが、ソニッククッパザンギエフといった実在のゲームキャラクターもゲスト出演している。

 

ゲームが舞台という設定は新しく、実在のゲームが登場するという点もとても面白いのだが、主人公を初めとする主要登場キャラクター達がどいつもこいつも自分勝手で割とイライラする。

目の付け所が良いだけに惜しい作品。

 

46.アナと雪の女王

2013年公開

 

初のダブルヒロインが登場する作品

ストーリーはアンデルセンの「雪の女王」に基づいているが、ほぼオリジナル。

 

言わずと知れた大ヒット作であり、アニメ作品としては2019年現在歴代1位。

 

であるが、多くの人を敵に回す覚悟で言うと

正直、つまらない。

ストーリーに面白みはないし、キャラクターに魅力もなく、コメディパートは笑えない。

申し訳ないが、なぜあれほどまでにヒットしたかは分からない。

 

ただし、音楽は素晴らしい。

有名な「レット・イット・ゴー」を初め、「生まれてはじめて」「とびら開けて」など、歌詞の内容はともかくとしてメロディがとてもきれい。

 

45.ベイマックス

2014年公開

 

初の日本人を主人公とした作品であり、初のマーベルコミックを原作とした作品。

アメコミのためか、ストーリーもヒーローものに近い。

 

日本では、なぜかAIの「Story」を主題歌にして「少年と看護ロボットの心温まる感動の物語」みたいな宣伝をしていたため、中盤以降ドンパチが始まった時には驚いた人も多いことだろうと思う。

 

46.ズートピア

2016年公開

 

オリジナルストーリー。

擬人化された動物達が草食・肉食関係なく共存している世界が舞台。

完全な擬人化ではなく、それぞれの動物としての特徴はしっかり残されていて、それが面白い。

 

一見すると子ども向けなのだが、人種差別のような人間社会に対する風刺があったりと、実は大人向けでもある作品。

人種差別をそのまま人間でやるとかなり重くなってしまうが、動物が演じているため見やすくなっているところも上手いと思う。

 

もちろん子どもも普通に楽しめるので家族でも観られる。

 

個人的には3Dになった以降では最も好きな作品。

 

 

47.モアナと伝説の海

2016年公開

 

ハワイっぽい南の海を舞台とした物語。

ストーリーがあまり明確でなかったり、分かりやすいヴィラン が出てこなかったりするので、間延びした印象がある。

 

歌は良い。

それと海の映像はとてもきれい。

 

48.シュガーラッシュ:オンライン

2018年公開

 

「シュガーラッシュ」の続編。

劇場公開作としての続編は、おそらく「ビアンカの大冒険」以来。

 

今作はゲームよりもインターネットを話の軸としている。

検索エンジンやポップアップ広告、いいね、コンピューターウィルス等のネット上に存在するものが擬人化されコミカルに動くのがとても面白い。

 

が、主人公2人の身勝手さが前作を上回っており、かなりイライラする。

 

前作同様というかそれ以上に、設定は良いがキャラクターが台無しにしている本当にもったいない作品。

 

 

アナと雪の女王2」まだ観ていないのでここまでです!

ありがとうございました!

 

 

 

ディズニーアニメ映画をほぼ全部紹介する その2

前回の続きです。

ディズニーアニメ映画をほぼ全部紹介する その1 - かもの映画の話

 

 

22.リトルマーメイド

1989年

 

ディズニールネサンス期(第二次黄金期)の幕開けとなる名作。

・後半にかけて盛り上がる分かりやすいストーリー

・魅力的なキャラクター

・美しく楽しい歌と音楽

と、非常に優等生な作品。

 

中でも、音楽は本当に素晴らしい。

有名な「アンダー・ザ・シー」は曲が良いだけでなく、曲に合わせたアニメーションもとても面白い。

(中盤でアニメーションと共に楽しく盛り上げる曲は今後「美女野獣」「アラジン」「ライオンキング」「ヘラクレス」などでも見られる。)

また、名曲「パート・オブ・ユアワールド」は、製作段階で「間延びする」という理由からカットになる案も出たとか。そうならずに済んで本当に良かった。

作曲者であるアラン・メンケンとは、今後も多くの名作を作っていくこととなる。

 

 

23.ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!

1990年公開

 

ビアンカの大冒険」の続編。

続編の中では劇場公開作品となった珍しい作品。

 

前作のヴィランはクルエラのようなコメディ系だったが、今作は「オリバー」のサイクスのようなシリアス系ヴィランになった。

どちらかというと前作よりも少し面白いと思った。

 

24.美女と野獣

1991年公開

 

音楽がとにかく素晴らしい作品。

華やかにオープニングを飾る「朝の風景」、中盤で最高の盛り上がりを見せる「ひとりぼっちの晩餐会」、終盤に壮大に歌い上げる美女と野獣等、どれも素晴らしい。

 

アカデミー賞では、作曲賞と歌曲賞を受賞しただけでなく、アニメ映画で初めて作品賞にノミネートされたことでも有名。

 

キャラクターもリトルマーメイド以上に作り込まれている。

特に、今までの作品ではプリンセスにばかりスポットが当てられていたが、今作ではプリンスもプリンセス同等に深く描かれているところが特徴。(リトルマーメイドでもその兆候はあった)

魔法で姿を変えられたお城の使用人達(ルミエールやコグスワースなど)の動きもコミカルで面白く、この辺りは初期のディズニー作品を彷彿とさせる。

 

ただし、唯一好きになれないのがヴィランズ。

私は今作のヴィランであるガストンが生理的に受け入れられない

無理、マジで無理。

本当、それ以外は完璧。

 

25.アラジン

1992年公開

 

ディズニーアニメ史上、いや、全世界のアニメ映画史上最高傑作!

 

ストーリー、キャラクター、音楽、アニメーション、笑い、感動、どこを取っても全く非の打ち所がない作品。

 

あまりにも良いところがあり過ぎて書ききれないので、アラジンだけは別の記事で書けたら。

 

26.ライオンキング

1994年

 

この作品ではアラン・メンケンではなく、あのエルトン・ジョンが音楽を担当。(歌曲のみ)

どれも素晴らしい歌となっている。

 

キャラクターもとてもよい。

コメディリリーフであるティモンとプンバァは見ていてとても楽しいし、狂言回し的な存在であるラフィキも絶妙なポイントで登場しストーリーを引き締めている。

 

そして、最も魅力的なのがヴィランであるスカー

マジでかっこいい。あとセクシー。 

吹替版の壤晴彦氏の名演技も大きい。スカーの歌う「準備をしておけ」の日本語バージョンは海外でも人気があるらしい。

 

ただし、ライオンが全ての動物達の王という設定はあまり好きになれない。

なんで草食動物までライオンの子どもの誕生を祝いに来るんだよ。無理があるだろ。

 

27.ポカホンタス

1995年公開

 

初の史実に基づいた作品。

だからかは分からないが、コメディ要素のほとんどないシリアスなストーリー。

 

そのためか、言葉を選ばずに言うと…あんまり面白くない。

 

再びアラン・メンケンとタッグを組んだ音楽は素晴らしい。

 

28.ノートルダムの鐘

1996年公開

 

レミゼラブル」で有名なヴィクトル・ユーゴーの小説を原作とした作品。

 

ポカホンタスと同じくシリアスなストーリーなのだけど、こちらはかなり面白い。

その理由としては、おそらく原作が強いことやキャラクターや構図にかなり動きがあること、多少のコメディ要素も含むことなどがあると思われる。

 

この作品も、音楽はアラン・メンケンなのだが、その音楽が本当に素晴らしい。

中でもオープニングはディズニーアニメ全作品で最高の出来だと思う。タイトルが出た時はその場で立ち上がって拍手をしたくなるレベル。

また、吹替版には劇団四季とその出身者がキャスティングされていて本当に歌が上手い。

 

他に印象的なのはヴィランのクロード・フロロー。ディズニー屈指の非情な悪役である。

多くのヴィランズが「さあ、悪いことしますよー!」って感じなのに対して、フロローは自分の行いが全て正しいことだと信じているところが怖い。

 

29.ヘラクレス

1997年公開

 

ギリシャ神話を元にしたストーリー。

 

この作品の魅力の9割はヴィランであるハデスだと言っても過言ではない。彼の言動がいちいち面白い。

そして、主人公サイドであるゼウスがかなり嫌なやつなので正直ハデスを応援してしまう。

吹替は俳優の嶋田久作氏なのだが、この人がまた上手い。ただ、嶋田さんがあの口調で喋るところが全く想像できないが。

 

音楽はまたしてもアラン・メンケン

「ゴー・ザ・ディスタンス」は「パート・オブ・ユアワールド」や「ホール・ニュー・ワールド」と並ぶ名曲。

また、それ以外のほとんどの曲がゴスペル調なのが特徴。

 

30.ムーラン

1998年

 

「花木蘭」という中国の伝説に基づいた作品。

 

劇中では主人公のムーランが、エンディングではクリスティーナ・アギレラが歌う「リフレクション」がとても良い。

(ちなみに作曲はアラン・メンケンではない)

 

欠点はヴィランに面白みがないところか。

 

31.ターザン

1999年

 

あの有名なターザンをディズニーがアレンジした作品。

 

面白いのはターザンの言葉。

ターザンは動物の言葉は分かるが、人間の言葉は分からない。そのため動物といる時は流暢に喋っているが、ヒロインのジェーンら他の人間が登場するシーンでは相手の言葉を真似たりと片言で話す。

これが劇中でなんの違和感もなく切り替わるのが上手くできていると思う。

 

そして、一番の特徴は音楽。

主題歌や劇中歌をフィル・コリンズが担っている。

それまでのキャラクターに歌わせるミュージカルスタイルではなく、フィル・コリンズ自身が歌い、それがBGMとして流れている。

1つの歌として単独で成立しているにも関わらず、歌詞や曲調がその場面やキャラクターの心情を絶妙に表しているのがすごいところ。(トイ・ストーリーが近いかも)

 

もう一点、特筆すべきは映像の美しさ。

これは全ての2Dアニメーションの中で一番と言ってもよいと思う。

 

 

ちなみに、この作品をもってディズニールネサンス期は終わりとなり、不名誉にも「第二次低迷期」と呼ばれる時代に突入する。

 

 

そんなところで、続きはまた次回

ディズニーアニメ映画をほぼ全部紹介する その3 - かもの映画の話

ディズニーアニメ映画をほぼ全部紹介する その1

こんにちは!

 

タイトルの通り、今回はディズニーのアニメ映画ほぼ全ての作品を公開順に私の主観に偏りまくったコメントを付けて紹介します。

 

一部の観たことがない作品は飛ばします。

 

ちなみにピクサーは含みません。

あくまで「ディズニー」の作品です。

 

では!

 

 

1.白雪姫

1937年公開

 

ディズニーどころか、世界初のカラー長編アニメ映画。

 

さて、この白雪姫さん(14)ですが

ただの美人です。

人んちのベッドで勝手に寝る。

いつか王子様が白馬に乗って迎えに来てくれるわ〜♪などと楽観的な歌を歌う。

明らかに怪しい老婆を家に招き入れる。

はっきり言って人としてはダメなやつ。

 

白雪姫はこの映画の主役というよりは、アイコンに近い。

 

実質的な主役は7人の小人。

蒸気船ウィリーなどの初期のディズニーアニメのようなコミカルな動きを見せてくれて楽しい。

 

2.ピノキオ

1940年公開

 

今回紹介するディズニー映画の中で最も怖い。

この作品には3人の悪役(とその子分1人)が登場します。

この悪役達の発想が現実世界の犯罪それと大差ない。人形が魔法で命を吹き込まれるなんていうファンタジーなストーリーのわりに、リアルに怖い。

 

ついでに、終盤に出てくるクジラのビジュアルも怖い。

なんならキノピオ自体ちょっと怖い。

 

3.ファンタジア

1940年公開

 

有名なクラシック音楽にアニメを載せた8つの話。

セリフが一切ないので、クラシックが好きな人以外はあまり楽しめないかも。

それか、有名な「魔法使いの弟子」だけ見るというのもあり。

 

4.ダンボ

1941年公開

 

ダンボがかなりかわいい。

 

しかし、ダンボがいじめられ続けるので結構しんどい。

そもそも「ダンボ」というのが本名じゃなく、大きな耳を馬鹿にしてつけられたあだ名。

アンパンマンですら「暴力的」なんていうクレームがつけられる現代じゃ上映できないんじゃなかろうか。

 

オープニングのコウノトリのシーンは素晴らしい。

 

5.バンビ

1942年公開

 

主人公の鹿「バンビ」と仲間の動物達の話。

動物の動きをかなり研究したらしく、見ていて面白い。

 

また、最近のデジタルでチカチカした絵ではなくて、絵画調の風景がとてもきれいでホッとする。

でも、話自体はそんなに面白くない。

 

 

バンビの後6作のオムニバス映画が公開されるが、それは省略。

 

6.シンデレラ

1950年公開

 

ストーリーはみなさんご存知の通り。

王子をはじめ、国王側の人物の描き方がかなり浅い。

最近の実写版はその辺がしっかりしているので、個人的にはそっちの方が好き。

 

興行的に成功し、この作品からいわゆるディズニーの「第一次黄金期」と呼ばれることとなる。

 

7.ふしぎの国のアリス

1951年公開

 

個人的な趣味で言えば、初期ディズニーの最高傑作だと思ってます。

キャラクターのデザインと色彩がいちいち素晴らしい。

 

ちなみにルイスキャロルによる原作には、アリスの服の色が明確に書かれていないため、「アリス=水色の服」というイメージはこの作品によって作られたのだと思われる。

 

音楽もなかなか素敵で、歌の数も多い。

 

ただし、

ストーリーはかなりカオス。

出てくるキャラクターというキャラクターがみんなわけの分からないことばかり言ってきて、アリスとの会話が全く噛み合わず。

起承転結の分かりやすい映画が好きな人には不向きかも。

 

8.ピーターパン

1953年公開

 

アリスとは打って変わり、分かりやすいストーリー。

ただ、ピーターパンはチャラいです。

ヒーローという感じではありません。ただのチャラ男です。

人によってはイラッとするかも。

 

9.わんわん物語

1955年公開

 

犬達が人間顔負けの恋愛を繰り広げるお話。

そこまで有名な作品ではないけど、「ララルー」はみんな聴いたことがあるのでは?

 

野良犬のトランプですが、ディズニー作品史上1番のイケメンです。

そして、主人公レディの幼少期はダンボとタメを張れるくらいかわいい。

 

有名なスパゲティを食べるシーンで流れる「ベラノッテ」はララルー以上の名曲。

 

10.眠れる森の美女

1959年公開

 

“ザ・美しい姫”

“ザ・かっこいい王子”

“ザ・悪い魔女”

が出てくる物語。

 

分かりやすい悪役だからか、マレフィセントは最近ヴィランズ達のリーダーみたいな扱いになっている。

そのせいか、マレフィセントは知っていても姫と王子の名前は覚えてないという人も多い。

オーロラ姫とフィリップ王子ですよ。

この3人のキャラクターがあまり立っていないので、正直そこまで面白いとは思わない。

 

ちなみに、もっともキャラが立っているのはオーロラ姫の世話をする(?)3人の妖精。

白雪姫でいう7人の小人のような感じ。

 

11.101匹わんちゃん

1961年公開

 

101匹のダルメシアン

VS

彼等で毛皮を作ろうとする悪役クルエラ。

クルエラのインパクトはとにかくすごいが、部下のジャスパーとホーレスの間抜けさも面白い。

 

飼い主夫婦の家政婦さんの動きがかわいくて好き。

 

12.王様の剣

1963年

 

アーサー王物語の始まりを描いた作品。

魔法使いマーリンの使う様々な魔法が物語のメイン。

ファンタジアの魔法使いの弟子を思わせるようなシーンもあり。

 

後半に出てくるヴィランもいい感じ。

主人公はヘタレ。

 

13.ジャングルブック

1967年

 

同名小説を映画化した作品。

ジャングルで育った人間の子ども「モーグリ」と動物達の話。

 

動物達がみんなキャラが立っていて面白い。

メインのヴィランモーグリを殺そうとする虎のシアカーンですが、他にもヘビのカーやオラウータンのキングルーイも良い味を出している。

大きな山場というよりは、小さな山がいくつかあるようなストーリー。

 

「メリーポピンズ」で有名なシャーマン兄弟が一部の音楽を担当しており、それ以外の曲も含めて音楽はわりと楽しい。

 

ちなみに、この作品の公開前にウォルトがなくなっているので、これが彼の遺作とされている。

そして、ウォルトを失ったディズニーは黄金期から低迷期へ向かっていくことに。

 

14.おしゃれキャット

1970年公開

 

別名「にゃんにゃん物語」。ウソです。

 

金持ち老婦人が遺産を猫に譲るなんて言うもんだから、怒った執事が猫を排除しようとしてさあ大変!という話。

 

悪くはないのですがわんわん物語』との被り感がハンパない。

すでに『わんわん物語』があるのに、よく作ったな!と思います。

 

あと、マリーちゃんは主役じゃありません。

 

15.ロビン・フッド

1973年公開

 

あの有名な『ロビン・フッド』を全て擬人化した動物で作った作品。

言っちゃ悪いですが、よくも悪くも特筆することがないです。

 

ズートピアに出てくるニック・ワイルドのモデルになっているとかいないとか。

 

16.くまのプーさん完全保存版

1977年公開

 

純粋な新作ではなく、過去の短編を繋ぎ合わせた作品。

とはいえ、1本の映画としてシームレスにきれいに続いていると思う。

 

登場キャラクターがナレーションと会話したりとメタ発言もあって面白い。

 

17.ビアンカの大冒険

1977年公開

 

悪い人に捕らわれている女の子をネズミのビアンカとバーナードが助けに行くという話。

可もなく不可もないです。

 

クルエラ風の悪役が登場する。

 

18.きつねと猟犬

1981年公開

 

幼い頃は仲良しだったきつねと猟犬が、大人になって相容れぬ関係で再開してしまうという話。

 

決してつまらなくはないですが華がない

短編作品でもよかったかな、と思う。

 

19.コルドロン

1985年公開

 

観た人が口をそろえて「つまらない」という作品。

というか、観たことがある人自体がかなり少ないのだが。

 

かなりお金を使って作られた作品らしいけど、残念ながらそのつまらなさは擁護できない

一見、RPG風の正統派おもしろストーリーっぽいところがまた困る。

 

あらすじを言うと、ヘタレ主人公が最後までヘタレ続ける話。

 

 

ちなみに、以前ディズニーランドにあったシンデレラ城ミステリーツアーは実はこの作品を下地にしているが、知らない人がほとんど。

 

20.オリビアちゃんの大冒険

1986年公開

 

声を大にして伝えておきたいのは、リビアちゃんは冒険しないということ。

 

内容はと言うと、シャーロックホームズをネズミに置き換えたストーリー。

主役は探偵のバジル。

 

実は結構面白いのだが、邦題がかなり足を引っ張っている。

「名探偵バジル」とかにしておけばよかったものを。

 

21.オリバー ニューヨークの猫の物語

1988年公開

 

「オリバーツイスト」という小説を原作にしているが、主人公オリバー達を孤児から猫に置き換え、舞台を19世紀ロンドンから現代のニューヨークに移すなど、大規模なアレンジがされている。

 

ヴィランである「サイクス」が、なんのコメディ要素もないただ悪いやつなのが印象的。

 

ちなみに、吹替版では松崎しげるがメインキャストで参加している。

 

 

長いので一旦ここまで!

その2に続きます↓

ディズニーアニメ映画をほぼ全部紹介する その2 - かもの映画の話

勝手に平成日本アカデミー賞 後編

わたしの独断と偏見で選んだ「勝手に平成日本アカデミー賞」の後編です!

(前編はこちら)

 

lewturoh.hatenablog.jp

 

まずは女優・男優賞を発表してまいります!

(50音順です)

 

※それぞれの俳優さん毎の受賞といたしますので、同じ方で演技が良かったと思う作品は全て挙げさせていただきます

また、主な選考理由になった作品は太字にいたします

 

優秀助演女優賞

こちらの方々です!

 

最優秀助演女優賞は…

 

「八日目の蝉」に出演されました

小池栄子さんです!

 

永作博美は?」と思われるかもしれませんが、その話は後ほど。

 

 

助演男優賞

発表前に、受賞とならなかったものの、候補になった方々を紹介します。

 

 

…はい、多すぎですね。これでも厳選したんですが。

候補が多すぎて5人選ぶのは本当に苦労しました。

 

 

では、こちらが優秀助演男優賞です!

 

 

すみません、どうしても5人に絞れませんでした。

この賞だけ6人でお願いしますm(__)m

 

 

最優秀助演男優賞は…

 

「怒り」などに出演されました

森山未來さんです!

 

 

優秀主演女優賞

こちらの方々です!

 

こういう訳です。

「八日目の蝉」の永作博美は誰が何と言おうと主演です。

ところで、暗めの作品が多いなー(笑)

 

最優秀主演女優賞は…

嫌われ松子の一生」に出演されました

中谷美紀さんです!

 

優秀主演男優賞

こちらも、まずは賞に選べなかったものの候補になった方々です

 

 

 

では、優秀主演男優賞はこちらの方々

 

 

伊藤英明はそれまでずっと海猿のイメージで善人しかやれない人かと思ってたので、この作品を観た時は衝撃でした。

 

そして、最優秀主演男優賞は…

 

明日の記憶」に出演されました

渡辺謙さんです!

 

 

次で最後です

 

優秀作品賞

選考基準:面白かった作品

難しいことは考えません!

 

こちらも先に候補に挙がった作品を紹介します

 

 

もっと挙げたいところですがこの辺で!

 

続きまして、優秀作品賞はこちら!

 

 

では、この中で最優秀作品賞に選ばれたのは…

 

 

すみません!選べません!

無理です

 

これ以上の優劣はつけられません

というわけで、最優秀作品賞はなしということで。

 

 

 

こんなところで今回の記事は終わりです。

今後も細々と続けていけたらと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。

それではまた!