観たことがない人にスター・ウォーズを紹介する おすすめの鑑賞順など
こんにちは!
今回はあのスター・ウォーズです。
昨年(2019年)に9作目となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開され、シリーズは一旦完結となりました。
でも、まだ観たことがないという人にとっては、
いっぱいありすぎてどこから観たらいいか分かんねー
という状況なんじゃないでしょうか?
この記事では
スターウォーズシリーズをこれから観る
という人に向けて
- どんな作品なのか
- どの順番で観れば良いのか
- 途中から観ても大丈夫なのか
など、を書いていきたいと思います。
1.スター・ウォーズってどんな映画か?
まずは、ここから。
観たこともがない人でも、なんとなく宇宙を舞台にした映画ということはご存知かと思います。
世界設定
舞台は、「遠い昔の銀河系の彼方」とされています。
え、未来じゃないの?って思ったことでしょうが、はっきり言って未来か過去かは大した問題じゃありません。
というのも、現実世界とのつながりはないからです。
「スタートレック」のように地球は出てきません。
完全に架空の世界だと考えてもらって大丈夫です。
例えるなら「指輪物語」の世界である“中つ国”の宇宙バージョンと言ったところです。
分かりにくいか。
どう見ても地球人だろ、っていうようなキャラクターも多数いれば、わけの分からない造形のエイリアンも多数登場します。
どんな話か
スターウォーズというくらいなので、宇宙を舞台にした戦争映画なのですが、
「戦争に良いも悪いもない」というよりは、いいやつと悪いやつが割と明確に描かれています。
その帝国に立ち向かっていく反乱軍達が主人公サイド。
ほとんどの登場人物がこのどっちかに属しているので、割と分かりやすいです。
と言っても、世界設定はとてつもなく綿密に作り込まれているので、決して単調でつまらないということはありません。
逆に、善と悪くらいはシンプルじゃないと訳が分からなくなってしまうくらいです。
映画のジャンル
典型的なSFアクション映画で、そのアクションは2種類。
1つが宇宙船同士の戦い。
もう1つがライトセーバーという剣を使ったいわゆる殺陣。
作品によって多少割合が違いますが、どの作品もこの両方のアクションが繰り広げられます。
2.全作品を紹介
作品の一覧
現在公開されているスターウォーズの映画を公開順に並べたのがこちらです。
(実写映画限定)
1977年「エピソード4/新たなる希望」
1980年「エピソード5/帝国の逆襲」
1983年「エピソード6/ジェダイの帰還」
1999年「エピソード1/ファントム・メナス」
2002年「エピソード2/クローンの攻撃」
2005年「エピソード3/シスの復讐」
2015年「エピソード7/フォースの覚醒」
2016年「ローグ・ワン」
2017年「エピソード8/最後のジェダイ」
2018年「ハン・ソロ」
2019年「エピソード9/スカイウォーカーの夜明け」
当然疑問に思うのが、「順番がおかしくない?」ということですね。
これは、最初に公開された3作で一度完結した後に、その前日譚が作られたからです。
もちろん1作目公開時にはエピソード4などとは呼ばれず、エピソード1の公開により後から副題として付けられました。
「ローグ・ワン」と「ハン・ソロ」はスピンオフで、観なくても話はつながります。
で、これをストーリー上の時系列で並べ直すとこうなります。
1「エピソード1/ファントム・メナス」
2「エピソード2/クローンの攻撃」
3「エピソード3/シスの復讐」
4「ハン・ソロ」
5「ローグ・ワン」
6「エピソード4/新たなる希望」
7「エピソード5/帝国の逆襲」
8「エピソード6/ジェダイの帰還」
9「エピソード7/フォースの覚醒」
10「エピソード8/最後のジェダイ」
11「エピソード9/スカイウォーカーの夜明け」
じゃあ、どの順番で観たらいいの?というのは後ほど。
また、作品には大きな分類があります。
一般的に
- エピソード4・5・6が旧三部作
- エピソード1・2・3が新三部作
- エピソード7・8・9が続三部作
と呼ばれています。
では、それぞれのストーリーと特徴を簡単に解説します。
旧三部作
最初に公開されたスターウォーズから続くシリーズ。
銀河帝国と反乱軍の戦い、主人公ルークと宿敵ダース・ベイダーの戦いを主軸としています。
1977年公開の映画なので、今観るとなると、どうしても映像は古いです。
それよりは、ストーリーや世界設定、エイリアン・ロボット・宇宙船の造形、個性的なキャラクター等を楽しむ作品だと思います。
中でも、宿敵であるダース・ベイダーはアメリカのウィークリー誌による「史上最高の悪役」で1位に選ばれる程の人気です。
味方のキャラクターでは、ハン・ソロが主人公以上に魅力的で、演じたハリソン・フォードは一躍スターとなりました。
新三部作
個人的には一番好きなシリーズです。
後のダース・ベイダーであるアナキン・スカイウォーカーが主役。
アナキンが悪に染まりダース・ベイダーとなるまで、そして銀河帝国が誕生するまでを描いた物語。
はっきり言うと、平和が崩れどんどん悪い方へ向かっていく話です。登場人物も次々に死にます。特にエピソード3はかなり暗いです。
エピソード6から16年後に公開されただけあり、映像はかなり進化しています。
また、ライトセーバーによる剣術アクションが多く、よりアクロバットで派手になりとても面白いです。特に、エピソード1のラストは圧巻。
また、物語のテンポが非常に速いのも特徴。ダイジェストかというくらい、一切の無駄がなく進んでいくので飽きる暇がありません。
続三部作
旧三部の続きとなる物語。
主人公はジャンク漁りで生活している女性レイ。
あるきっかけにより、レイは銀河帝国の残党とその対抗組織との戦いに巻き込まれていく。
エピソード3から10年後の公開となったわけですが、この間に制作会社のルーカス・フイルムがディズニーに買収されるという大きな出来事がありました。
その影響なのか、かなりポリコレを意識した作品に感じます。
全体的な雰囲気も、今までより闇が抑えられ、ファンタジー色が強くなりました。
映像はもちろんすごいですが、旧三部→新三部作ほどの衝撃はありません。
また、ライトセーバーによるアクションも新三部作よりは抑えめです。
3.どの順番で観たらよいのか?
おすすめは公開順
公開順がよいのか、時系列の方がよいのかと意見が分かれますが、私のおすすめは
断然、公開順です。
当然ながら新しい作品というのは、それ以前の作品を踏まえて作られます。
もし、新三部作→旧三部作の順で観ると
- 世界設定の説明がないので話についていけない
- 新三部作には、旧三部を観ていないと感動できないシーンがある
- 旧三部作には、新三部作を観てしまっていると感動できないシーンがある
- 旧三部を観る時に映像が非常に古く感じる
といった問題が生じます。
それでも新三部作から観て大丈夫か?
今話した通り、できれば公開順に観てほしいと思います。
ですが、旧三部作はそれなりに古い映画なので、正直好みに合わないという人もいるでしょう。
もし、エピソード1から観たい場合は、観る前にある程度の世界設定を理解しておく必要があります。
最低でも知っておいた方がいい知識をざっくり説明します。
・ジェダイ…銀河共和国の平和のために活動する戦士の集まり。基本的にみんないい人。
・フォース…ジェダイが使う見えないエネルギー。物体を遠隔で動かしたり、身体能力を強化したり、予知能力を使えたりする。
(ドラゴンボールの“気”に近い)
・シス…ジェダイの悪人バージョン。悪役。
・ドロイド…人工知能を備えたロボット。戦闘用、ナビ、メカニックなどの種類がある。なお、スターウォーズの登場人物達はドロイドのピコピコという言葉が理解できている様子。
この辺りを押さえておけば、そこまで問題なく観られると思います。
続三部作から観ても大丈夫か?
これはおすすめしません。
続三部作では旧三部の登場人物達が引き続き中心人物として登場する上、キャストも続投しています。
これは、ファンのための“同窓会映画”という側面もあるのでしょう。
彼らの過去を知らないとストーリーの半分以上は楽しめません。
どうしても続三部作から観たいのであれば、ネタバレサイトなどで旧三部作のあらすじをしっかり確認した方がいいかもしれません。
スピンオフ作品を観るタイミングは?
「ローグ・ワン」と「ハン・ソロ」はそれぞれ単体できれいにまとまっているので、いつ観てもそれほど問題ありません。
ただ、
「ローグ・ワン」は新三部作観賞後
「ハン・ソロ」は旧三部観賞後
に観た方が、より楽しめるとは思います。
以上です。
これからスターウォーズシリーズを観始める方の参考になればと思います。
では、また!