ディズニーアニメ映画をほぼ全部紹介する その1
こんにちは!
タイトルの通り、今回はディズニーのアニメ映画ほぼ全ての作品を公開順に私の主観に偏りまくったコメントを付けて紹介します。
一部の観たことがない作品は飛ばします。
ちなみにピクサーは含みません。
あくまで「ディズニー」の作品です。
では!
- 1.白雪姫
- 2.ピノキオ
- 3.ファンタジア
- 4.ダンボ
- 5.バンビ
- 6.シンデレラ
- 7.ふしぎの国のアリス
- 8.ピーターパン
- 9.わんわん物語
- 10.眠れる森の美女
- 11.101匹わんちゃん
- 12.王様の剣
- 13.ジャングルブック
- 14.おしゃれキャット
- 15.ロビン・フッド
- 16.くまのプーさん完全保存版
- 17.ビアンカの大冒険
- 18.きつねと猟犬
- 19.コルドロン
- 20.オリビアちゃんの大冒険
- 21.オリバー ニューヨークの猫の物語
1.白雪姫
1937年公開
ディズニーどころか、世界初のカラー長編アニメ映画。
さて、この白雪姫さん(14)ですが
ただの美人です。
人んちのベッドで勝手に寝る。
いつか王子様が白馬に乗って迎えに来てくれるわ〜♪などと楽観的な歌を歌う。
明らかに怪しい老婆を家に招き入れる。
はっきり言って人としてはダメなやつ。
白雪姫はこの映画の主役というよりは、アイコンに近い。
実質的な主役は7人の小人。
蒸気船ウィリーなどの初期のディズニーアニメのようなコミカルな動きを見せてくれて楽しい。
2.ピノキオ
1940年公開
今回紹介するディズニー映画の中で最も怖い。
この作品には3人の悪役(とその子分1人)が登場します。
この悪役達の発想が現実世界の犯罪のそれと大差ない。人形が魔法で命を吹き込まれるなんていうファンタジーなストーリーのわりに、リアルに怖い。
ついでに、終盤に出てくるクジラのビジュアルも怖い。
なんならキノピオ自体ちょっと怖い。
3.ファンタジア
1940年公開
有名なクラシック音楽にアニメを載せた8つの話。
セリフが一切ないので、クラシックが好きな人以外はあまり楽しめないかも。
それか、有名な「魔法使いの弟子」だけ見るというのもあり。
4.ダンボ
1941年公開
ダンボがかなりかわいい。
しかし、ダンボがいじめられ続けるので結構しんどい。
そもそも「ダンボ」というのが本名じゃなく、大きな耳を馬鹿にしてつけられたあだ名。
アンパンマンですら「暴力的」なんていうクレームがつけられる現代じゃ上映できないんじゃなかろうか。
オープニングのコウノトリのシーンは素晴らしい。
5.バンビ
1942年公開
主人公の鹿「バンビ」と仲間の動物達の話。
動物の動きをかなり研究したらしく、見ていて面白い。
また、最近のデジタルでチカチカした絵ではなくて、絵画調の風景がとてもきれいでホッとする。
でも、話自体はそんなに面白くない。
バンビの後6作のオムニバス映画が公開されるが、それは省略。
6.シンデレラ
1950年公開
ストーリーはみなさんご存知の通り。
王子をはじめ、国王側の人物の描き方がかなり浅い。
最近の実写版はその辺がしっかりしているので、個人的にはそっちの方が好き。
興行的に成功し、この作品からいわゆるディズニーの「第一次黄金期」と呼ばれることとなる。
7.ふしぎの国のアリス
1951年公開
個人的な趣味で言えば、初期ディズニーの最高傑作だと思ってます。
キャラクターのデザインと色彩がいちいち素晴らしい。
ちなみにルイスキャロルによる原作には、アリスの服の色が明確に書かれていないため、「アリス=水色の服」というイメージはこの作品によって作られたのだと思われる。
音楽もなかなか素敵で、歌の数も多い。
ただし、
ストーリーはかなりカオス。
出てくるキャラクターというキャラクターがみんなわけの分からないことばかり言ってきて、アリスとの会話が全く噛み合わず。
起承転結の分かりやすい映画が好きな人には不向きかも。
8.ピーターパン
1953年公開
アリスとは打って変わり、分かりやすいストーリー。
ただ、ピーターパンはチャラいです。
ヒーローという感じではありません。ただのチャラ男です。
人によってはイラッとするかも。
9.わんわん物語
1955年公開
犬達が人間顔負けの恋愛を繰り広げるお話。
そこまで有名な作品ではないけど、「ララルー」はみんな聴いたことがあるのでは?
野良犬のトランプですが、ディズニー作品史上1番のイケメンです。
そして、主人公レディの幼少期はダンボとタメを張れるくらいかわいい。
有名なスパゲティを食べるシーンで流れる「ベラノッテ」はララルー以上の名曲。
10.眠れる森の美女
1959年公開
“ザ・美しい姫”
と
“ザ・かっこいい王子”
と
“ザ・悪い魔女”
が出てくる物語。
分かりやすい悪役だからか、マレフィセントは最近ヴィランズ達のリーダーみたいな扱いになっている。
そのせいか、マレフィセントは知っていても姫と王子の名前は覚えてないという人も多い。
オーロラ姫とフィリップ王子ですよ。
この3人のキャラクターがあまり立っていないので、正直そこまで面白いとは思わない。
ちなみに、もっともキャラが立っているのはオーロラ姫の世話をする(?)3人の妖精。
白雪姫でいう7人の小人のような感じ。
11.101匹わんちゃん
1961年公開
101匹のダルメシアン
VS
彼等で毛皮を作ろうとする悪役クルエラ。
クルエラのインパクトはとにかくすごいが、部下のジャスパーとホーレスの間抜けさも面白い。
飼い主夫婦の家政婦さんの動きがかわいくて好き。
12.王様の剣
1963年
アーサー王物語の始まりを描いた作品。
魔法使いマーリンの使う様々な魔法が物語のメイン。
ファンタジアの魔法使いの弟子を思わせるようなシーンもあり。
後半に出てくるヴィランもいい感じ。
主人公はヘタレ。
13.ジャングルブック
1967年
同名小説を映画化した作品。
ジャングルで育った人間の子ども「モーグリ」と動物達の話。
動物達がみんなキャラが立っていて面白い。
メインのヴィランはモーグリを殺そうとする虎のシアカーンですが、他にもヘビのカーやオラウータンのキングルーイも良い味を出している。
大きな山場というよりは、小さな山がいくつかあるようなストーリー。
「メリーポピンズ」で有名なシャーマン兄弟が一部の音楽を担当しており、それ以外の曲も含めて音楽はわりと楽しい。
ちなみに、この作品の公開前にウォルトがなくなっているので、これが彼の遺作とされている。
そして、ウォルトを失ったディズニーは黄金期から低迷期へ向かっていくことに。
14.おしゃれキャット
1970年公開
別名「にゃんにゃん物語」。ウソです。
金持ち老婦人が遺産を猫に譲るなんて言うもんだから、怒った執事が猫を排除しようとしてさあ大変!という話。
悪くはないのですが『わんわん物語』との被り感がハンパない。
すでに『わんわん物語』があるのに、よく作ったな!と思います。
あと、マリーちゃんは主役じゃありません。
15.ロビン・フッド
1973年公開
あの有名な『ロビン・フッド』を全て擬人化した動物で作った作品。
言っちゃ悪いですが、よくも悪くも特筆することがないです。
『ズートピア』に出てくるニック・ワイルドのモデルになっているとかいないとか。
16.くまのプーさん完全保存版
1977年公開
純粋な新作ではなく、過去の短編を繋ぎ合わせた作品。
とはいえ、1本の映画としてシームレスにきれいに続いていると思う。
登場キャラクターがナレーションと会話したりとメタ発言もあって面白い。
17.ビアンカの大冒険
1977年公開
悪い人に捕らわれている女の子をネズミのビアンカとバーナードが助けに行くという話。
可もなく不可もないです。
クルエラ風の悪役が登場する。
18.きつねと猟犬
1981年公開
幼い頃は仲良しだったきつねと猟犬が、大人になって相容れぬ関係で再開してしまうという話。
決してつまらなくはないですが華がない。
短編作品でもよかったかな、と思う。
19.コルドロン
1985年公開
観た人が口をそろえて「つまらない」という作品。
というか、観たことがある人自体がかなり少ないのだが。
かなりお金を使って作られた作品らしいけど、残念ながらそのつまらなさは擁護できない。
一見、RPG風の正統派おもしろストーリーっぽいところがまた困る。
あらすじを言うと、ヘタレ主人公が最後までヘタレ続ける話。
ちなみに、以前ディズニーランドにあったシンデレラ城ミステリーツアーは実はこの作品を下地にしているが、知らない人がほとんど。
20.オリビアちゃんの大冒険
1986年公開
声を大にして伝えておきたいのは、オリビアちゃんは冒険しないということ。
内容はと言うと、シャーロックホームズをネズミに置き換えたストーリー。
主役は探偵のバジル。
実は結構面白いのだが、邦題がかなり足を引っ張っている。
「名探偵バジル」とかにしておけばよかったものを。
21.オリバー ニューヨークの猫の物語
1988年公開
「オリバーツイスト」という小説を原作にしているが、主人公オリバー達を孤児から猫に置き換え、舞台を19世紀ロンドンから現代のニューヨークに移すなど、大規模なアレンジがされている。
ヴィランである「サイクス」が、なんのコメディ要素もないただ悪いやつなのが印象的。
ちなみに、吹替版では松崎しげるがメインキャストで参加している。
長いので一旦ここまで!
その2に続きます↓